2007年04月13日

第37回 階段

今回は”階段”について。

一日階段を何回上り下りするでしょう。
家庭内事故で怪我が多い部分です。階段はあまり重要視されて造ってこなかったことが原因です。大事な部屋が主役で、廊下階段はその他の部分。
今は、階段もリビングに設置することもあり、準主役クラスで考えられるように成りました。

住まいを建ててからいつまで使うと思います?
ずっと健康で使いたいですよね。
多少体が不自由に成ってからでも、使える階段だったら良いですよね。
今、そうすべきなんです!
ずっと使える階段!これが大事です。

では、どんな階段?
大事なポイントをいくつか列記します。

1 幅は少しゆとりを設け、手すりなど設置しましょう。
(具体的には、柱芯々最低限度100センチは必要)
2 勾配を緩めに計画しましょう。
(1段の段差を18センチ以下がお勧めです)
3 踏み板に多少ゆとりを持たせましょう。
(21センチが多いようですが、24センチは必要)
4 直階段よりは、折り返しの方が安全。
5 理想を言えば、折り返しの部分は段を設けないこと。
(設けても1つ、45度までにして)
6 窓を設けて、明るく、外の気配が分かるように。
(結構風が通ります)

以上のようなことに注意して、一生涯使える階段を造ってください。段が多くなりますから、面積もその分必要です。でも、毎日幾度と無く使うところなので、思い切ってお気に入りの階段を造りましょう。

※予算も掛かりますので、あくまで理想です。
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2007年04月10日

第36回 和室

今回は”和室”について。
和室にも色々あって、昔ながらの2間続きから、大壁の簡易型まで。

□2間続きの広縁付き和室
これだけで12.5坪程度は必要になりますから、土地の面積の余裕と予算の余裕がないとなかなか造れません。
昔は色々冠婚葬祭を自宅で行う為に、こういう場所が必要でしたが、今ではほとんどが、葬祭センターとかで行う為、無理して造る必要は有りません。

□真壁の和室
柱が見えて、塗り壁にした和室を言います。これが本物の和室。大きさは、6畳から8畳、余裕が有れば10畳間。
2組の布団を敷いて、布団を踏まずに歩けるのが8畳と覚えてください。
独立した和室の場合は8〜10畳がお勧め。リビング併設であれば6畳でも良いのではないでしょうか。

□大壁の和室
柱が見えない和室を言います。
壁の仕上げはクロスとか珪藻土とか。天井などの仕上げも基本的に自由です。リビングに併設の場合、リビングと同じにする場合が多いようです。

□和室の使用目的
それぞれですが、来客用であったり、お雛様、五月人形を飾ったり、アイロンを掛けたり、病気の子供を寝かせたり、自分がゴロッと成ったりと、数え上げたら切が無いくらい。
要はどうにでも使えるのが和室の利点かもしれません。
逆に、精神的な空間が和室なのかもしれません。あなた次第です。

□その他
和室には床の間、仏間、押入れがつき物。それぞれ注意点をいくつか。床の間は、南か東向きがお勧めです。それと仏間も同じ向きです、プラス上の階で足で踏まないように配慮が必要。2階が収納とか屋根とかです。押入れは内法1.2メートル以上あれば布団が入ります。座布団であれば0.8メートルです。

以上のようなことを参考に和室についてお考え下さい。
(最近、和室が無い住まいも増えてきました、その分リビングを広く取ってます)
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2007年04月06日

第35回 子供部屋

今回のテーマは、”子供部屋”です。

子供には一番日当たりが良いところ、少しでも広く!と言われるお客様が多いのですが、これは間違い!

子供部屋って、どれだけ使うと思います?
子供が生まれて、自分の部屋を使い始めるのが10歳くらいでしょうか?
それから大学受験で、目一杯使い、その後は?進学で県外なんてざらです。
要は子供部屋と言っても使うのは10年前後と言うこと。
家の中で一番良い場所なんてもってのほか!
大変な思いをして建てる家主(ご夫婦)が、一番良い場所を取るべきです!

一般に言われることを列記します。
1 子供部屋は収納を含めて6畳程度あれば十分。少し窮屈くらいの方が、整理整頓が出来る子に育つ。また、工夫することを覚えて、結局子供の為になる。
2 いかに子供が自分の部屋にこもらない様にするかが重要なポイントエアコンテレビなどはもってのほか!
3 2つ以上の窓を設け、風通しの良い部屋に。
4 意外と北側の均一な光は、書斎、子供部屋に最適。
5 将来、趣味の部屋に成るかも知れませんので、あまり家具など作り付けにしてお金を掛けないこと。
6 2部屋ある場合、仕切りの壁には柱を入れないで、将来簡単に壁を取れるように。子供が結婚した場合、2世帯住宅にリフォームすることが容易に可能。
などがあります。

最後に位置関係について少し。
リビング階段で、子供が帰っていること、2階に上がったことが分かる様な間取りだともっと良いですね。
また、子供部屋を確認しながら、最終の寝室に入るような動線計画も重要なポイントです。

近頃子供の事件が非常に多いと感じて居ます。
いかに子供とコミュニケーションを持つか、そういう家造りをするかが、親の責任ではないでしょうか?
誰だって自分の子供には真っ直ぐ育って欲しいと思います。
そういう仕掛けを親はすべきです!
こういうことも理解して、住まい造りをして頂けたらと思います。
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第34回 食事室

今回のテーマは”食事室”です。

食事室は食事をする場所。
当たり前です。が、今の生活においては、それだけではないのでしょうか?

計画するに当たり、色々なことを考えなくてはいけません。

一つ目は場所(位置)と広さ。
好まれる場所(位置)は、やはり東側。
朝、日差しが差し込んでくる東側の食事室で、一家揃って朝食を取れたら、「今日も頑張るぞ!」と元気が出そうですね。
東側に取る事が多いように思います。

次に広さ。
一般的に4.5畳から6畳程度。
家全体の広さにも影響しますので、一概に言えませんが…。
広いリビングに、ちょっと囲まれた(だだっ広くない)食事室もまた良いもんですよ。

テーブルについて。
一般的には、長方形が多いです。
一人当たり60〜70センチの幅があればよいでしょう。
4人家族だと、140〜150センチのテーブルになります。
ただ、このところ多いのが、もっとゆとりの有るテーブル。
180〜210センチくらいの大きいもの。
ゆとりが有るのと、色々食事以外の目的でも使えそうでなかなかです。
円卓ですと、詰めれば大人数に対応できて、これもまた良し。
高さが70センチが基本ですが、多目的に使うならそれ以下を、フォーマルに成るとそれよりもう少し高くなります。
身近なレストランを思い出してください。そう成ってますよ。

椅子について。
椅子は良いものを選びましょう。
多少高くても仕方がありません。座りごごちは大変重要です。
(勿論テーブルの高さに合った物を!)

照明について。
基本はペンダント照明です。(天井からぶら下がったもの)
高さは床から150〜160センチを照明器具の下側に合わせます。
球は白熱灯ですが、電気代も掛かるので、蛍光灯の白熱色に替えると良いでしょう。
ワット数は多少高めに。
周りを少し薄暗くして、ダイニングの照明だけにすると雰囲気が出て、料理がより美味しく見えますよ!

その他
食事室は食事だけでなく、子供勉強に、家庭での仕事に、趣味や新聞読書、色々使えます。
特に母親(キッチン仕事)の横で子供が質問しながら勉強する、すばらしい光景ですね。
そういう家族みんなの共通スペースとして、食事室を造って頂きたいと思います。
そう考えると、食事室に家族共通の本棚があればもっと良いですね!

ひとつの部屋にも色々な使い方、考え方があります。
自分自身使い易いは大事ですが、家族のコミュニケーションが今以上に深まる部屋であって欲しいと思います。(願います!)
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2007年03月01日

第33回 寝室

今回は”寝室”について。

究極の寝室って、実はホテルなんです。
これほど落ち着いて、休める場所は無いのではないでしょうか。

色使い、家具照明…どれをとってもぐっすり休む、明日の鋭気を充電するのに適した場所は有りません。

いくつか充実した寝室にするためのアイテムを解説しましょう。

ベッド 一番大事なもの。睡眠中は相当汗をかきますので、間違ってもマットの下が収納になっているようなものを選ぶことだけは避けましょう。出来ればダブルマットレス(2段)のものを。

照明 上を向いて寝ますので、照明器具を天井に付けることは避けましょう。または、何か目隠しをしましょう。寝室ですので基本的に明るくなくても良く、最低限度の明るさを確保。本などを読むときは、ナイトテーブルにテーブルスタンドを置きましょう。また、真っ暗だと寝れない方は、白熱灯に調光スイッチを、最近、LEDの電気代の余り掛からないものもたくさん出てきてますので要チェックです。

インテリア カラーコーディネートは、シックなもので。好き嫌いもありますが、落ち着いて寝れることが一番大事。心が安らぐような色のコーディネートで。シックなカーテンの生地でお揃いのベッドカバーなどを作ると一気に部屋は落ち着きます。また好きな絵や写真を1点!この1点が大事です。(小さいものの場合は数点でも大丈夫)

世の奥様たちには申し訳ありませんが、ドレッサー回りが煩雑になることが多いようです。
寝室はシンプルでこぎれいに!これが一番重要ですのでお忘れなく。
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2007年02月17日

第32回 ライブラリー(コーナー)

今回は”ライブラリー”について。

今から7年前の2000年に、住まいの中に初めてライブラリーと言うコーナーを造りました。
お施主様がこよなく本を愛する方で、身の回りに好きな本を置いておきたい、いつでも本を眺めて、手を取り本を読める最高の場所を造りたいというご意向もあり、このライブラリーと言うコーナーを造り始めました。

ライブラリーとは、図書館、図書室、蔵書などの意味ですが、弊社ではそれ以来、この言葉を個人の(家族の)図書室の様な意味合いで使っています。

本が身近にある生活って良いものです。捨てられない大切な本、思い入れのある本は皆さん必ず有るもの。
それがずらっと並べる場所がある、それも身近に。
自分が、子供がおもむろに本を選んで、明るい日差しの中そのコーナーで本を読む。なんて素敵な家族でしょう。

そういう家族の有り方をこのライブラリーは育んでくれると思います。色々な情報が飛び交うこの時代、本からの情報や感動は、その物を所有し、いつでもすぐに取り出せるマイ文庫。是非この様な考え方も参考にされてはいかがでしょうか?

ライブラリーの取る場所は何処でも良いと思います。ちょっとしたスペースで十分です。お気に入りの場所なら尚のことよし。
リビングの脇、ダイニングの脇、階段の踊り場、2階の上がり口など。家族で共有の場所であれば何処でも構いません。

家族の書斎の様に。

あなたも本が身近にある生活を始めてみませんか?
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2007年02月16日

第31回 スモールハウス

今回はスモールハウスについて。

住まいは小さいほど良い!と言う考え方が近頃出てきました。
昔にもこの考え方は何度か出てきています。

逆を言えば、大きさにこだわるのは、人間のエゴなのかもしれません。今の時代感覚には少し合わないかもしれません。

今、新聞では、コンパクトカー(軽四)がもてはやされています。コンパクトカーと言っても、近頃のものはフル装備で安全性もピカイチ!それでいて維持費(税金、燃費など)が安いのですから、大きさにこだわらなければ全く問題なし!

住まいも一緒です。
地球の資源で作らせて貰う住まいは、無駄に大きくしなくともゆったり、のんびり出来るすばらしい我が家にすることは十分可能です。

例えば、4間(7.2メートル)×4間の大きさだと各階は16坪。総2階にすると32坪の住まいが可能です。
ロフトを付けると40坪までに成ります。
4間×4間と言うのは、正方形にして、熱損失を最低限にするかたちです。最小の熱で最大限住まいを暖めることを狙っています。外周の長さを短くするとコストも安くなりますが、熱ロスを最小で抑えることが可能に成ります。

これでいて20畳のLDKも取れるんですよ。驚きでしょう!

小さいことのすばらしさを列記します。

1 建設コストが安く上がる
  (その分、好きな所にお金を掛けることが可能に)
2 光熱費も少なくて済む(特に暖房)
3 暖まり易い住まいに成る
4 税金(固定資産税)が安い
5 メンテナンスコストも安く済む
6 老世帯になっても、問題なし
7 余ったお金は生活を楽しむことに使える

などなどです。

いかがですか?スモールハウスって、いい事尽くめでしょう!
posted by sum at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

第30回 ローエネルギー

今回は”3つのL”の最終回でローエネルギーについて。

今地球温暖化問題は、知らない人が居ないくらいに多きな問題に成って来ています。今年の暖冬も実に怖いものがあります。この先どうなるの?って。

住まい(生活)においても同じです。
どうやって二酸化炭素の排出を少なくするか!
と言って、オイルショックの時のように節電節電だけでは、何の問題解決にもならないと思います。

住まいに於いては、いかに少ないエネルギー(電気・ガス・灯油など)で、生活出来るか?それも、ある程度の快適性を犠牲にしないでと言うことになります。

その為には、熱を逃がさない構造や、材料、建物の形状や断熱材を吟味しなくてはいけません。
大事な事を列記します。

1 構造的に気密に成る様な工法を選択する(在来パネル併用、ツーバイフォーなど)
2 性能の高い断熱材を選択する
3 サッシや窓ガラスにも断熱仕様のものを選択する
4 蓄熱するような自然の材料を内装で使用する
5 外周面積が無駄に大きくならないように配慮する
6 節約を美徳とする意識付け
7 局部的な30度よりも全体を18度に(暖房時)
8 長持ちする住まいを造る(長い目で見て)
9 無駄に家を大きくしない(スモールハウスの勧め)
10風の通り抜ける住まい
11自然をうまく利用した住まい(仲良し)
12昔からの住文化の見直し

以上がローエネルギーに住まう方法の一部です。

今、改めて必要性を十分ご理解いただき、子供たちに青い地球をつなごうではありませんか!
posted by sum at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

第29回 ロングライフ

今回は”ロングライフ”について。
アディックホームの住まい造りのコンセプトの2番目です。

言わずと知れたロングライフとは、住宅の長寿命を表しています。その昔、日本の住宅は、紙と木で出来た住まいと西洋に伝えられました。それから時は流れ、昭和40年代から、化成品が色々な部品に使われるように成りまた、住まいも消費物かの様な風潮が長く続きました。

今でこそ自然派志向とか、長寿命とか言われるように成りましたが、そんな時代が有った事は事実です。

建築用の木材は、最低樹齢40年以上です。とすると、最低40年以上持つ住まいを造らないと、資源が枯渇してしまいます。日本の住宅は寿命が短かったことも事実です。

これからはそんな訳にはいきません。
住宅が、個人の持ち物でも許されません。
地球の資源を借りて作るという考え方が大事です。

また、リサイクルが厳しくなるこの時代、将来のリサイクル(解体)費がいくらに成るのか分かりません。
もしかすると1棟解体するのに、1000万円とか2000万円なんて!
これでは住まいを建てるどころではありませんし、自分の子供に不の資産を残すことになってしまいます。
そんなことを考える親は何処にもいません。

だからロングライフの住まいが今必要なんです。

ロングライフにするために必要なことをいくつか列記します。
(ここ富山において大事なこと)

1 結露しない(しにくい)住まいを造る
2 その為には全館暖房は必要
3 維持費を考えると、高断熱にして維持費を抑える
4 将来処理しにくい材料(化製品)は使わない
5 骨太構造で住まいを造る
6 シンプルな住まいを造る
7 維持しやすい住まいを造る
8 複雑な屋根を作らない
9 窓にはお金を掛ける
10解体しやすい工法や材料を使用する

などです。
参考にしてください。

ついでに、ロングライフだからこそ、地場の工務店とお付き合いして下さい。
ずっと長くこの住まいを見てもらうんです。
何か有ったとき駆けつけてもらうんです。
そう言う付き合いがロングライフには必要だと思います。

地場の工務店は、住宅の掛かり付け医!(ホームドクター
posted by sum at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

第28回 ルーズフィット

今回はアディックホームの住まい造りのコンセプト”3つのL”から最初のL(ルーズフィット)について。

その昔の日本の住まいは、ちゃぶ台が置いてあり、ある時は居間、そしてそのちゃぶ台を片付けて寝室にと、狭い家を実にうまく使っていました。

その後、欧米化が進み、生活スタイル、食のスタイル、住まいのスタイルも皆欧米化しました。
だからかっこ良く、ここはリビング、ここは子供部屋、ここが客間とそれぞれの部屋を使用目的に合わせてその用途向きに作られました。
それはそれで良いと思います。

しかしながら、もっと長いスパンの時間軸で見て行くと、本当にそれで良いのでしょうか?
住宅の寿命は格段に長くなりました。
解体したら、いくら費用が掛かるか分かりません。(将来)
まあまあお金が有り、少し大きな家を建てました。時間が経過し現在は夫婦2人だけで住んでいます。
っと言う様な事が現在多く見受けられます。

空いた部屋を趣味の部屋に、シアタールームに、その他色々。
その時、大掛かりな工事なしで改装出来たら…。
もっと長い目で考えて(家を)もっと小さく造ればよかった。
こんな大きな家は要らなかったなど。

もっとルーズに住まいを考えませんか?
家族の構成は10年でガラッと変わります。
外国の様にここ日本ではその場所に住み続けますから、よく考えないといけません。

構造をシンプルに、どの様にも間取りを変えることが可能など、ルーズに暮らすヒントは山ほど有ります。
皆さんも一度ルーズフィットについて考えて見ませんか?
posted by sum at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする